【カリギュラOD】カリギュラ オーバードーズ 所感

【カリギュラOD】カリギュラ オーバードーズ 所感

発売年は2018年。今更ながらカリギュラ オーバードーズをはじめました。
ゲームとしては元々PS Vitaで発売されたRPG作品で、当時の類似作品からペルソナの親戚と言われていました。
アニメでも次回予告でペ○ソナみたいに! って言ってましたけど。

キャラクターはスラッとした長身系で舞台は学園。
一般人の認識していない何かが存在し、知らず識らずの内に戦闘が行われていると。
まぁ似てるといえば似てるのか。

で、自分がこれを始めた理由はモブキャラ500人を仲間にできるというゲームシステムゆえ。
モブキャラ連れ回して遊ぼうぜ! と思っていたのですが、そこは色々と問題が。
それに関しては後述。


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メビウス



舞台はメビウスと呼ばれる世界。
ここはボーカルソフトである「μ」が作り出した電脳世界。

μはつまり初音ミクみたいなものですが、
色々な曲を作られ歌わされる内に自我を持った存在です。

そして作られる曲は何も楽しいものだけではなく、
現実世界で生きるコンポーザーの苦しみが込められた歌を覚えていく内に、

「現実世界は辛い場所であり、みんなを幸せにできる世界を作りたい」

そう思ったがゆえに作り出された世界、それがメビウスです。

故にメビウスに取り込まれた人々は現実世界の一切の記憶を失くし、
人生で一番楽しいときであるとされる「高校生」の姿となり、
幸せしか存在しない世界で、幸福に包まれた日々を送っていくことができるのです。

このため外見が高校生でありながら登場人物の年齢は様々です。
メイン登場人物でも小学生、中学生、一児の母、30歳の引きこもりなどなど。


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理想(メビウス)と現実(じごく)



しかしそんな世界で生きていてもふとした時に違和感に気づくことがあります。
この世界は本当の世界なのか? と。
それに気づいたのが主人公たちで、例え現実が最悪だったとしてもそれに立ち向かわなければならない。
そう思い現実に「帰る」ことを目的に結成された「帰宅部」

逆に現実は本当に酷いところで、メビウスがなければ生を享受できない人もいる。
そんな人のためにメビウスを維持するのは悪いことなのか?
だから曲を作り、メビウスの存在をみんなに再認識してもらうことで世界を維持している人達。
それが作品としての「敵」である「オスティナートの楽士」

この作品はメビウスが理想の世界であると認識しながらも
「現実に戻らなければならない者」と「現実を捨てたい者」の対立を描いた作品です。

それ故にこの作品の登場人物が全員「過去に現実世界が嫌になった何か」を持ちます。
これが個々のキャラクターの人物像を確立させている要素で、
全員が個性をもって描かれているのが非常に印象的です。


因みにメビウスが危険な要因は感情論以外にもあり、
現実に残された身体は他人に誘導されれば食事や排泄といった基本的な行動は取れるようですが、
それでも徐々に衰弱していってやがて死亡するということ。

つまりメビウスはあくまで幸福感に包まれたまま安楽死できると言うだけで、
ずっと生きていける世界ではないのです。
その辺りの葛藤もストーリーの味ですね。


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特徴的な戦闘とマップ



ゲームとして特徴的なのは独特の戦闘システムとマップ構成。

戦闘はコマンド選択式ですが、行動選択時に「バトル中のイメージを確認できる」ことです。
自分の攻撃がどんな風にヒットするのかを確認し、次の手を決める。
※あくまでヒット前提のイメージなので外した場合はその通りになりません。

またこのイメージは仲間の行動が反映されないので、仲間によってはバトル展開も変わります。

これが確り組み立てればステージ1のボスをノーダメージツーターンキル出来たりと、
思考実験を繰り返し最適な手を出せたときは非常に爽快で面白いシステムです。

ただ雑魚戦が長引くという欠点もあります。


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マップは現実世界の施設をそのままダンジョンにした風であり、
現代技術とファンタジーな建築構造が融合した構成をしております。

こういうマップは個人的に好き。

またダンジョンとはいえメビウス内に存在するごく一般的な施設であるため、
そこには一般人も普通に生活しています。

今までプレイしたダンジョンも学園、ショッピングモール、温泉施設と用途は普遍的。
当然一般生徒、買い物に来た生徒、温泉に入りに来た生徒が存在します。

しかして生徒以外の人物はいません。
メビウスに取り込まれた人間はみんな「高校生」になるから。


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ステージ曲



このダンジョンに流れているBGMも特徴的です。
最初の学園ステージ。
ステージ開始当初は単純にポップでアップテンポな曲が流れていると思っていました。

しかし戦闘を開始すると、今まで流れていたBGMに、ボーカルがつくのです。

これがまた寸分の狂いもなく移行するので没入感がすごい。
そして戦闘が終わればまたボーカルなしに戻る。

この切替演出が作品世界の設定にマッチし、更に曲に対する興味を強く惹いてくれるので凄くいいです。


そもダンジョンで流れているBGMというのはオスティナートの楽士達が
自分達の歌詞をもってμとメビウスの素晴らしさを布教するために作った楽曲です。
つまりステージ中ずっと「μは凄いぞ、メビウスはいいぞ」って曲を聞かされているのです。

こんなのだからダンジョン内にいる雑魚敵(因みに雑魚敵もメビウスの住人)は
μはいいぞ! メビウスはいいぞ! って主人公達に訴えかけに来るのです。

因みに雑魚敵ではない一般モブ生徒も長時間ステージにいると徐々に洗脳されて敵になります。


更に戦闘を開始するとボーカルがつく演出は、戦闘することでステージが抱えている歌詞を垣間見られるということ。
最初に「ポップでアップテンポな曲が流れていると思っていました」と書きましたが、
歌詞の内容はまったくもって正反対です。

学園ステージの曲の歌詞は「何にもない唯一無二な僕を声に出して褒め称えて」という凄い自己中心的な想いです。
これが学園モノのOPになりそうな軽快な曲の歌詞だというのだから
オスティナートの楽士達の持つ内面が窺い知れるというものです。


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モブキャラを仲間にする



さてそんなステージに点在する一般生徒も当然「現実世界が嫌でメビウスに取り込まれた」人間です。
つまり全員がそれぞれ現実世界での嫌な出来事が存在するわけです。
これを解消していくことで、一般生徒全員と親睦を深めることができます。

更に親密度が一定以上になれば(トラウマを解消してなくても)全員仲間にできるわけですが
ここに一つ想定と違う部分が…。

一応現段階での問題なので、今後制限が解除される可能性もありますが。

問題は装備している武器種で、このゲームの武器種は
デュアルガン、リボルバー、クレイモア、刀(ソード)、ガントレット、スピア、ハンマー、弓、ビット
とありますが、デュアルガンは主人公(と楽士の一人)、ビットは名有りキャラ専用です。

更に残りの武器種も性別が固定されるっぽいです。
つまり名有り味方キャラの性別、男性のリボルバー、クレイモア、刀、ガントレット、
女性のスピア、ハンマー、弓は一般生徒の性別も固定されてしまうのです。

つまり装備による男女比率を変更できないという欠点。
クレイモアが使いやすいので一般女生徒にクレイモア使ってほしいのですけど、さて後半はどうなるか。

因みにオーバードーズの追加キャラの装備であるムチとスタンガンも名有り専用っぽい。
ついでに追加要素である楽士ルートで仲間になる楽士達も専用装備でなく上記装備からの選出っぽい。


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今後の展開



さて私がゲームとしてハマったのはRPG部分ではなく楽曲。
ステージ中の演出と歌詞の巧みさから速攻でサントラを買ってきました。

しかもサントラには歌あり、ステージ中のInst版、ボス戦用のRemix版がすべて収録。
OPとある一曲以外はすべて上田麗奈氏が歌唱しているぶっちゃけ上田麗奈氏のアルバムっぽくもあります。

しかしてすべての曲で声色も含め歌い分けるというスゴ技。
サントラとしても氏のアルバムとしても聴き応え抜群です。

以降はこの楽曲を1ステージごとに記事を書いていこうと思います。
例えば学園ステージのピーターパンシンドロームとはどんな曲か。
どんな歌詞で、どんな想いが込められているのか。
Remixはどんな曲調になっているのか。

そういったところを書いていきます。
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