【じんるいのみなさまへ】有料DLC クリア感想

【じんるいのみなさまへ】有料DLC クリア感想

前回はじんるいのみなさまへの1週目のクリア感想を書きましたので、
今回は有料DLCである朱香 CyxaЯ(シュカ スハーヤ)を加入させてクリアした感想を書きます。
因みに追加キャラの名前、本編でも「朱香 CyxaЯ」と「CyxaЯ 朱香」でまちまちなのでファミリーネームの書き方が定まってないらしい。
公式のキャラ紹介では朱香 CyxaЯ。

この有料DLCはキャラクターを一人追加し、合わせてシナリオとエンディングも変更するものになります。
ただ正直言えば前回書いたとおり『はじめから入っていて然るべきもの』です。
本編の出来があれなのに、これを有料で提供するのは言語道断です。

では言語道断という前提を持った上で有料DLCの価値を端的に表すと



500円の価値はある



ということです。
はじめから入れておけばもっと評価上がるだろうに。


【じんるいのみなさまへ】有料DLC クリア感想
1.DLC導入の概要

前述の通り、このDLCを導入することでキャラクターが追加されます。
このキャラは元々非導入時も名前無しで触れられており、DLC導入で一緒に行動ができるようになります。
※因みにネタバレ防止の為言葉をかなり伏せています。

加入させることで

・中盤までの一部シナリオの追加
・終盤シナリオの大幅変化
・一部追加アイテムの入手
・追加レシピの入手

が行われます。
そしてこのDLCの価値は上位2段に集約されています。


【じんるいのみなさまへ】有料DLC クリア感想
2.DLCシナリオの価値

朱香(以下シュカ)の加入で変化するシナリオは、主にシュカのひらめきで新しい解決策を見出す部分。
彼女は飛び級で大学に通う若干12歳の天才留学生、という設定を持ち、その頭脳は一般女子である他キャラとは一線を画します(一人便利キャラいるけど)。
その武器は知識と論理。
他のキャラが気づかないこと、知らないことも彼女がいれば万事解決。


中盤までの変化シナリオで一番気に入ったのは畑の水が供給できなくなる場面。
1週目は電力の供給と畑の水が2択であり、電力の供給を優先したため畑に水が不足して大きな野菜が育たなくなります。
(ただしシナリオの話で、ゲーム的に収穫できるアイテムは一切変化しません…なんと手抜き)

そのため畑の担当である小松和海は色々考えながらも空元気で乗り越え他の人を牽引していきます。
ただやはり抱えてしまったものも多く、その点でドラマが生まれたり、話に重みが出たりします。

しかしシュカがいれば電力と水の両立が可能に!
和海も一瞬へこんだだけで、両立のための問題に奔走し解決できたときはとても嬉しそうに。
この点、2週目だからこその共感でしょう。1週目でへこんだ和海を見ているからこそシュカの力による解決の意味が深まってくる。

こういうシナリオ変化があるのはとてもいいことです。


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中でも一番変化するのは主人公である榛東京椛の境遇。
前回の記事に書きましたが京椛はカップリングキャラがおらず、シュカの加入で初めて相方ができます。

そもそもなぜカップリングがいないかは、1週目のシナリオをプレイしていただければわかるのですが
彼女は基本的に『他者を引っ張っていくキャラクター』であるためです。

持ち前の明るさと発想力、そして話の端々で見せる思いやりと優しさで他のキャラクターと対話する役回り。
対話っていうのはつまり道標になることですね。
他のキャラクターが持つ農業、釣り、機械制作、料理といったスキルがないため、全員を引っ張り指針を決める立場。
全員が、彼女にそうしてもらうのが『気持ちがいい』と思って貰える性格をしています。

故に、他がそれぞれの得意分野で一緒にいる人とくっついたのに対し京椛は一人ぼっち。
終盤の場面では一人精神的に無理を押し通してる部分があるのですが、他の人は今までそうしていたから京椛の無理を受け入れてしまう。
シナリオ的にそれで沈鬱な雰囲気になったり京椛が自暴自棄になることもないですし、エンディングでも笑顔を見せていますが無理は祟っているはずです。


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しかしシュカが加入したことで、京椛にも寄り添える人ができる。
件の場面でも無理を通すことなく、シュカの胸を借りて泣くことができるのです。

1週目の無理をしていた場面を見ていること、そしてそんな無理をしていた京椛が救われること。
DLCでキャラが加入とか、追加シナリオとかそういうのでなく、京椛が救われるシナリオが展開されるというのもこのDLCの大きな魅力。

1週目をプレイしてシナリオが気に入った人はより共感できることでしょう。
だからこそはじめから入れておけという気持ちの方が強いのですけど。


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3.DLC導入におけるバグ

ではここから欠点の話。
まずDLCの導入によりバグが増えます。
なんてこったい、って話ですがマジです。

一応断っておくと、進行不能バグは(私は)ありませんでしたのでご安心。
ただし、元から足りなかったヒント機能が輪を掛けて足りなくなり、
フラグ管理も甘いので『一個前のヒントが出っぱなしになる』などなど。

取り分け3D探索部分に関する不満度は増し、目的地がさっぱりわからないまま歩き廻ることが増えるでしょう。

ついでに前回書いてなかったのですが、このゲームは『イベント発生フラグと施設の探索フラグが混同する』ため、
先に施設を探索するとイベントが発生しなくなる、という仕様があります。
故にイベント探索中に施設探索も交えると余計に目的地がわからなくなります。
一応施設探索フラグは寝ると復活するため進行不能になることはありません。
これも前回書いた『中盤まで探索する必要そのものがない』ことの原因。


またDLCシナリオは『音声再生バグ』の温床です。
全く違うセリフが流れることはないのですが、文章とセリフが合わなかったり、そもそも音声が流れない場面が多々あります。
音声が流れない場合、バックログで再生できる場合とできない場合があります。

なんかDLC部分はかなり突貫工事で作ったんだろうなぁ、という気がしてきます。


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4.DLC導入しても変わらないもの

またDLCキャラに因んだアイテムが追加されます、の部分に触れると応えは『無意味』となります。
まず料理レシピが追加されますが、料理することにストーリー的な意味はないのでただの収集要素です。
トロフィーにDLC関係ないので本当にただの収集要素です。

また道具のレシピに関しても『ストーリー上で必要な道具』のレシピが手に入るだけで、
シュカを加入させたことで『フリー探索中に行ける場所が増える』わけではありません。

総じてDLCを入れることで『イベント発生場所がわかりにくくなる探索要素の変化』以外の変化はありません。


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5.総評

DLCの内容をまとめると、追加分のシナリオ的に500円という価値はあります。
ただしどう見たって最初から入っているべき内容に500円の価値があるというだけの話です。

つまりシナリオ部分に関する評価は良好。


また全体のシナリオについて、若干のネタバレを含みつつ書いておきますが、
シナリオの根幹には『記憶や過去というものは自分を形作る上で大切だけど、記憶や過去に縛られてはいけない』
というテーマがあるっぽいです。

そのため記憶を取り戻すという目的があっても過去の仔細まで取り戻すことはありません。
シナリオ的に『今の自分達がどう思い、どう接し、どう感じ、結果どうなった』かは
『自分たちの持つ性格、性質』と『現在』が最も大切、という展開になるからです。

言ってしまえば京椛たち6人が友達であることも『そういう設定』に過ぎないですからね。
理由はちゃんとありますけど。
※ただしこの辺りはシュカを加入させない限り判明しないし関係してきません。

またそのテーマ性もあり、ゲーム中のシナリオに過去の出来事は関係しません。
故に百合の内容としても『元々好きだった』とか『幼馴染が』とか『一目惚れして』とかそういうのがないのです。
あくまでリアルタイムに日常の中で一緒にいたからこそ芽生えた感情、との側面が強く、個人的には気に入っています。

この点昨今の主流っぽい『劇的な百合』とか『元々女好きのキャラによる百合』が好きな人は評価が低いでしょうね。


というわけで、1週目プレイしてシナリオが気に入った人はDLCは買った方がいいかと。
ただし商法として気にいらない人は買わなくていいです。
私も感想書かなかったら買ってない。
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